下記の記事は続きになります。
第1話 気付けなかった精神疾患。異常行動からみる鬱病・双極性障害・発達障害。。。
原因は分からないものの、少し休めばいつも通りの夫に戻るかもしれない。そんな淡い期待とともに朝を迎えたのですが、夫は昨夜からあまり変わらない症状でした。
朝になっても呂律がほとんど回らず、言葉は殆ど聞き取れない状態。
これでは、当然出勤は出来ません。会社へ電話しなければならないのですが、夫は当然ですが子どもではありません。私が親のようになって、会社へ電話する等不自然すぎます。
それに、理由は何にしようか。実際の原因も分からないし、状態を正直に言うしかないのか。この時は、原因は分からないものの、私は昨夜の状況から、かなり嫌な予感がしていたので、何とか変な風に思われないような理由、仕方ないと思ってもらえるような理由を探しました。
しかし、この時は理由も分からない状況。
とにかく電話連絡するしかありません。私が。
上司には会話が通常通りに出来ないので病院へ行くとの事を伝え、今までこのような事はあったのか否かだけを聞きました。
今まではこのような事はなかったという事だけを教えてもらい、電話を切りました。
私は不安で仕方なく、この状況を誰かに話したい…そう思いました。でも独身の頃と違って、今回の出来事は話そうと思えませんでした。
結婚に失敗したと思われたくない、惨めな気持ちや、プライドというのか、あったのです。
そこで唯一相談したのが、義姉と実母です。
私は、義姉と話している時に感極まって「こんな状況では、赤ちゃんなんて産めない。」と泣いてしまったのです。今思い返すと最低な発言ですが、この訳の分からない夫に対して、この時は不安しかなく、こんな最低な発言をしていました。
すると義姉は涙を流しながら
義姉「お願いだから産んで。○○(夫)が働けなくなった時は私だって生活費の手助けくらい出来るし、母だって(お金が)ない訳じゃないんだから、助けてあげられるよ。可愛い孫だもん。私なんて○○(義姉の長男)を不妊治療で授かったから、絶対中絶なんてしてほしくない。」
この会話で私は、もしもの時は少しは協力してもらえるんだ…子どものおばあちゃんだし…と馬鹿みたいに安心したのでした。(順を追って後述しますが、7年後の現在までに義母と長男があったのは1回、義姉には2回。次男に限っては、2人とも一度も会った事がないというありさまなのです。)
結婚って、交際とは全然違う重みがあると、実感した一つの出来事でもありました。
その日は歩行もままならない状況だったので自宅で過ごし、頭を打っている状況を考慮して翌日脳神経外科へ行きました。
(つづく)
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